「天然水素」開発の米スタートアップ、三菱重と大ガスが出資

天然水素の探鉱・開発・生産を手掛ける米国のスタートアップ企業コロマ(Koloma)は10月15日、三菱重工業の北米統括会社である米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America)および大阪ガスからの出資を発表した。出資額は非公表。

 同社は、独自のデータ解析技術、地下探査のノウハウ、人的資本に優れた強みを持ち、天然水素資源の場所を特定して商用生産と利用を目指すスタートアップ企業。設立は2021年4月。

 天然水素は、地下数百mから数kmの天然鉱床に存在する水素。世界各地で存在が確認され、近年は米国やオーストラリアを中心に開発が進みつつある。既に確立されている石油や天然ガスの掘削技術が応用できる可能性があり、推定される埋蔵量が生産できた場合、低コストでクリーンな水素として広範な利用が考えられる。

 コロマのデータ分析に基づくアプローチが、天然資源水素資源の発掘に寄与すると期待されている。出資企業は、ブレークスルー・エナジー・ベンチャーズ、アマゾンのクライメート・プリッジ・ファンド、ユナイテッド航空のサステナブル・フライト・ファンド、エナジー・インパクト・パートナーなど。

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